町のネットワークは狭い分濃厚
クラシックを聴きながら、庭先で夏の夜風に当たり、真っ青な空、浮かぶ月を眺め、過ごす夜は最高だ。一庶民である身としては、贅沢かもしれん。
けれど、田舎へ越し一軒家へ住んでるだけに、このくらいの利点は欲しい。あぁでも、休日出勤かな?
歯痒く残念だが、今日亭主は日曜日であるにも関わらず、家を出て働きへ行ってる。それが、その…不倫しとるような気がするわけさ。
何故か?こんな田舎町、そこまで仕事が大変な現場でも無く、町のネットワークは狭い分濃厚。彼がどこで何をするか、聞きたくなくとも耳へ入る。
だが我慢。私はここへ嫁ぎ、住んだばかり。何があろうと、そう易々動くわけには。
いくら許せずとも。そりゃ引っ越しがやり直しをする為だと、二人の愛を再びとゆう名目であった事は理解してます。
でもまだ完全に冷めたまま。いっそ此方も…んな度胸、気力無ければ、ここには若者がほとんど居ません。